アナボリックステロイドの副作用を抑えるために

アナボリックステロイドは筋肉を増強されるには夢のような薬です。短期間で長年トレーニングをナチュラルで行ってきた人のレベルに急速に近づいていくと同時にナチュラルの限界を遅くとも2年以内に超えることになります。このように人間離れした怪力と筋肉を身につけることが可能となる反面、重大な副作用に陥りやすいので用法を適切に守らなければなりません。徹底した用法の知識を身に着けることで失敗を回避できます。

 

経口アナボリックステロイドを使用する場合

強力な効き目かマイルドな効き目か、よりも一日の摂取量が何グラムかを意識する必要があります。例えばアナボルの場合、本家のアナボル製品はタイ製のピンク色の錠剤で一錠5mgです。本格的なステロイダーは、これを一日10錠、計50mg摂取することになります。一方、現時点で経口アナボリックステロイド剤最強と言われているアナドロールは一錠50mgです。この場合、両者を比較すると、アナボルを計50mg一日に摂取するのとアナドロール一錠で50mg摂取するのとでは、肝臓への負担は、ほぼ互角となります。したがってアナボリックステロイド経口剤においては一日の摂取mgが多いか少ないか、それを意識して肝臓を壊さないように気を使います。経口剤の種類問わず50mgを日常的に摂取する場合は、4〜6週間(オンサイクル)の連続使用。その後に同期間またはそれ以上の摂取しない期間(オフサイクル)を設けます。

 

副作用予防で覚えておくべき製品!
  • クロミッド(睾丸機能の回復促進、減少したテストステロン分泌の回復促進
  • ノルバデックス(女性化乳房の初期症状が現れた場合、迅速に使用する

 

経口アナボリックステロイドのオンサイクル例(アナボル)

  • 1週目/一日20mg
  • 2週目/一日30mg
  • 3週目/一日40mg
  • 4週目/一日50mg
  • 5週目/一日40mg
  • 6週目/一日30mg

 

経口アナボリックステロイドのオフサイクル例(アナボル)

  • 1週目 50mgクロミッド/ノルバデックス(乳首にシコリがある場合)
  • 2週目 50mgクロミッド
  • 3週目 50mgクロミッド(人によっては3週目もクロミッド使用)
  • 4週目 
  • 5週目
  • 6週目

上記のオンサイクルとオフサイクルはあくまで一例です。人によっては若干の誤差が生じます。また、これは即効性のある経口アナボリックステロイドの例です。注射アナボリックステロイドの場合、特にクロミッドの使用はオフサイクルを開始してから約2週間後となります。この頃が注射アナボリックステロイドの効力が失いかけるタイミングだからです。